葉酸サプリは副作用なし!?飲めば飲むほど良い!?

赤ちゃんにとっても、お母さんにとっても良いことずくめの葉酸ですが、上限なしに飲んでいいというものではありません。どの栄養素にも共通して言えることですが、偏ってしまうと、かえって体の不調を引き起こしてしまいます。私たちの体を支える栄養素はそれぞれがバランスを取ることで、効果を十分に発揮しているのです。

 

厚生労働省は、一日の摂取量の目安として、サプリメントから400μgの摂取を推奨しています。これを超えてしまうとどうなるのでしょう。上限は食事からの摂取と合わせて一日1000μgと言われていますが、それ以上の摂取は、アレルギー症状に似た副作用を起こすことが分かっています。紅班やじんましん、かゆみやむくみなどの症状が代表的です。

 

また、葉酸はビタミンB12と体内で結合して造血のために働くため、葉酸サプリメントを飲みすぎると、葉酸ばかりが増え、ビタミンB12が足りない状態になってしまいます。ビタミンB12 が減少するわけではないので、造血作用としては、しばらくの間は問題のない状態が続くのですが、やがて体は、葉酸ばかり待機している状態を、ビタミンの不足であると判断し、造血を止めてしまうのです。そうすると、重度の貧血が起こります。葉酸サプリメントの飲みすぎで怖いのは、発見が遅れる貧血なのです。

 

葉酸サプリメントを飲むと危険な副作用が起こる、などといったネットの情報がありますが、あくまでも、上限を無視した乱暴な摂取が危険なのです。決められた用法用量を守っていれば、危険どころか、赤ちゃんやお母さんを守ってくれる強力なお守りとなるサプリメントです。妊娠初期には、葉酸を摂取することで、赤ちゃんに起こる先天性奇形などの障害を発生しにくくしてくれる効果が認められています。授乳中のお母さんにとっても、良質な母乳を作るための元となる、良質な血液を作り出してくれる大切な栄養素です。

 

サプリメントをたくさん飲んだから健康になるというのは間違いで、葉酸に限らず、さまざまな栄養をバランスよく摂取することが理想です。